TL;DR

サザエさんの暮らしに近付けるために、あらゆるものをエンジニアリングする話

はじめに

オトンとオカンの自分時間捻出術 Advent Calendar 2019 の 22 日です。「Engineering everything」というテーマで書きます。副題は自戒を込めて書いてます。今回書くきっかけになったのは以下のツイートのやり取りからです。

@kusuwada氏とは、NoOps Meetup Tokyo #5 で知り合いました。同じ家族構成なのにいつ見ても精進していて本当にすごすぎると尊敬していたので、誘われたときは「うーん」特に何も書くことがない・・・という感じで今日まで来ています🙇‍♀️

改めてうちの紹介をすると、もうすぐ3歳になる息子と半年の娘と妻の四人で千葉に住んでいます。両親は遠くにいるため援助はなく、ファミリーサポートも利用していません。妻はSEで、自分はインフラエンジニア、ふたりとも東京勤務です。リモートは基本なし。


意地

まず自分の理想は、サザエさんくらいの家族で過ごす時間がほしい。あと財力もほしいし、できればあの父親力もほしい。しかし、当方サザエさん並の財力もなければ二世帯住宅でもないし、なんなら特に徳も積んでいない。ただ、ラッキーなことに今の世の中はサザエさんのスペックは高い(多分)らしいので負い目を見る必要がなくて助かった。 しかし、自分たち夫婦はエンジニアなので、あらゆるものをエンジニアリングで立ち向かうことが出来る気がしている。あと、あのサラリーマン二人はTVで見る限り家で一切個人作業や勉強をしているように見えないため、おそらく通勤含めた仕事内ですべてを収めていると考えている。ちなみにタラオを意識しているかどうかは息子次第なので特に何も言ってないし、勝手に散歩に行かれたら困るのでむしろそのままでいてほしい。

あんまり家族にサザエさんを押し付けないが、自分自身の意地として家庭も仕事も個人もすべてエンジニアリングで解決する。また家で一切個人活動や勉強を止めてすべて仕事内ですることにした。


家をどんどんハイテクにしたい


ドラム式洗濯機、食洗機、ディスポーザ、ルンバ、掃除機、冷蔵庫といろいろなものを惜しみなく買い替え、最近は mornin plus が入った。家にいて誰かが作業するものはエンジニアリング可能なはずで小さいことも含めて検討対象だと思う。あと家電に人間がある程度最適化されるのも重要だと思う。次は、Braava入れたい。

これらの家電は買う前は、もともと手でやっていたことで小さな負担だと思っていたけど、一番でかい効果なのはそもそも頭から気を使う必要がないというのが大きい。つまり、家族の時間中に度々発生するコンテキストスイッチがなくなるのが良い。誰でも同じ結果を出すことが出来るため、代替可能にもなるし、これこそエンジニアリングだと思う。

仕事と勉強

「家で一切個人活動や勉強を止めてすべて仕事内ですることにした」に至った背景として、よくあるアルゴリズムのオーダー O(n^2)やO(nlogn)を見たときに思い当たった。1日24時間という限界がある中で今より時間を増やすことより、自身の処理能力を上げる努力をしたほうがいいのでは?という仮説である。つまり、自分自身をエンジニアリングすることにした。 とはいえ、単純にやりたいことがあるならその分の時間を確保するしかないため生産性を上げられないか考えてみた。生産性を上げる方法としては、単純に個々のタスクをエンジニアリングすることで業務時間を削減する。技術的な部分の研鑽もそうだけどその他にモダンミーティングやメタファシリテーションやマネージャーなどのスキルを磨くことがあげられる。続いては、自身の学習品質を上げるためにメタ認知を鍛えること。例でいうと、自分自身はどのくらい読解力があるのか?みたいなことをやる。

おわりに

この方針をやってみて、胸張って子どもがいるときのほうが良くなっていると言える。それでも全然サザエさんには及ばない。この話では財力と父親力に手をつけられていないことも明白でありまだまだ道のりはながい。。